キャッチアップ接種のお知らせが来てるけど

 

キャッチアップ接種とは、

HPVワクチンの接種機会を逃した方のための接種ですが

 

どのHPVワクチンの説明書にも

 

「接種時に感染が成立しているHPVの排除及び既に生じているHPV関連の病変の進行予防効果は期待できない。」

 

と明記されています。

 

 

キャッチアップ接種を検討される方は慎重に検討してください

 

 

既に感染している人に対する有効性は示されていません。

 

HPVは、性交渉で感染するため、性交渉の体験があれば感染リスクが高くなることなどから、年齢が高くなるほど有効性が下がります。

 

  

※英国の研究では、接種時の年齢ごとに子宮頸がんの発生率の減少率の減少をみると、16-18歳接種群で34%14-16歳接種群で62%です(ただし、減少率は、がんになる人が少ない30歳までのデータだけしかなく、将来のことは不明です)。

 

 

※デンマークの研究では、20歳以上の女性にキャッチアップでワクチンを接種しても、がんは減らなかったというデータが出ています(統計的な有意差はありませんが、むしろ増えていました)。

 

 


▼デンマーク論文

デンマークで、

HPVワクチン接種により子宮頸がんの減少が認められたというデータを厚労省が宣伝していますが、

そのデータをよく見ると

20歳から30歳の間に接種した人については、がんは減ってはおらず(統計的有意差なし)

 

むしろ増加の傾向があるというデータがでています。

 

元資料 ⇒ 厚生労働省資料の14ページにあるデータです

       https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000854118.pdf


【参考】一緒に読んで貰いたい「成人被害者の想い」